山の手線と路線データに関するサイトです。
意外に知られていないことで、山の手線という線路は、正確には品川−田端区間だけということです。大阪環状線が、天王寺駅を始点・終点とする環状線であるのに対して、山手線は、品川駅を起点にして五反田、渋谷、新宿、池袋を挟む田端駅終点の区間が正式な山手線ということで、田端−東京区間は東北本線、東京−品川区間は東海道本線の一部です。山手線は、戦前は、「やまのてせん」と呼ばれ、戦後しばらくの間は「やまてせん」と言われていましたが、1971年に今の「やまのてせん」という呼び名にもどったそうです。さだかではありませんが、昔から武蔵野台地の東端は谷がいりくんでいて、まるで手のひらを伏せているような形であったことから、「山手」と呼ばれてきたそうです。山手線の名称はそこから由来しているそうです。
山手線(やまのてせん)の呼称には3つの意味合いがあります。ひつとめは、路線名称としての「山手線」。これは、JR東日本が運営する路線で、品川駅を起点とした渋谷、新宿、池袋経由、田端駅を終点とする全長20.6kmの区間を指します。ふたつめは、運行系統としての「山手線」。これは、路線としての「山手線」に、田端―東京−品川区間を形成している東海道本線と東北本線を合せることにより、ひとつの線でつながった一周34.5kmの環状線ができることになり、その線路の上を運行している系統のことを「山手線」と呼んでいます。一般的に「山の手線」というときは、この運行系統上の山の手線を指す人が多いです。ちなみに山の手線車両のカラーは、ウグイス色(国鉄黄緑6号)です。三つめは、運賃計算上の「山手線内」という意味。これは、東京駅から営業キロ101から200km内にある駅に発着する乗車券に表示されることがある名称で、系統「山手線」に加えて、環状線の内側にある中央本線代々木−神田区間と総武本線秋葉原−御茶ノ水区間が含まれます。3つの意味があるなんて山の手線って面白いですね。
運行系統「山手線」は一周、34.5km、駅数29あり、1周の所要時間は平均64分といわれています。一昔まえには、朝のラッシュ時には常時乗車率200%を越えるという混雑ぶりでしたが、最近では6ドア車が導入されたり、座席が朝の混雑時には折りたたまれるなどしてだいぶ混雑が緩和されてきています。副都心線の開通も混雑緩和に貢献するといわれています。山の手線は、1編成11車両で全線電化(直流1500V)、複線となっており、平均駅間距離は、JR東日本管内の路線では最も短く、JR全体でも大阪環状線に次ぐ2番目の短さです。山手線は、全線にわたって専用の複線が敷かれており、他系統乗り入れもないのが特徴です。また、他系統路線が併走する区間が多数あり、山手線が各駅停車なのに対して、それらの系統は快速線として機能しています。京浜東北線は、 田端 - 東京 - 品川 区間を山手線と平行して走っており、田端−田町区間は、各駅で同じ島のホームで方向の同じ山手線と京浜東北線が発着し、次々と電車がくるためほとんど待つことなく乗れちゃいます。