ソーシャル・スキルって何?

近頃耳にすることがあるこの”ソーシャル・スキル”という言葉。
直訳すると”社会的技能”ですね。
WHOでは、「日常生活の中で起きる色々な問題、課題を自分で創造的でしかも効果のある対処ができる能力」としており、これに含むものとして「意思決定・問題解決能力・想像力豊かな思考力・クリティカルに考えていく力・効果的なコミュニケーション・対人関係のスキル(自己開示、質問能力、聴くことの能力)・自己意識・共感性・常道への対処・ストレスへの対処」が上げられています。
まだ、ちょっと判りづらいですね。
つまり、平たく表現すると、ソーシャル・スキルとは、普通に社会の中で他人と生活するために必要な能力で、”ライフ・スキル”と言われる事もあります。
こうして書くと、「なーんだ。そんなもんか。」と感想を持つ人も多いと思います。それは、とりあえず他人と普通にコミュニケーションをとると言う事なら、誰しもできてるだろうと思うからでしょう。

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ソーシャルスキルトレーニングとは

ソーシャルスキルズトレーニング(SST)は、カルフォルニア大学の医学精神科医が考案したもので、技術面からのコミュニーケーション力を向上させることにより、社会生活への適応困難の解決を目的としたトレーニングで、統合失調症の治療、そして近年は学校教育でも適用されてきています。
よく見られるのは、日常生活の色々な場面や、常識等をを絵で表現したカードを使い、身近な出来事の意味や、その場面、状況にふさわしい行動、相手の気持ちなどを学ぶ教材があります。
また、普通学級への適用を提案している書籍として『ソーシャルスキル教育で子どもが変わる 小学校「(小林正幸、相川充編著)』によると、次の12の基本ソーシャルスキルを身につけるためのカリュラムの例が上げられています。
1)あいさつ、2)自己紹介、3)上手な聴き方、4)質問する、5)仲間の誘い方、6)仲間への入り方、7)暖かい言葉かけ、8)気持ちをわかって働きかける、9)やさしい頼み方、10)上手な断り方、11)自分を大切にする、12)トラブルの解決策を考える。

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ソーシャルスキルトレーニングはLD、ADHDの治療や子供の教育のためのもの?

さて、先ほど上げた1)〜12)までの基本項目は、私たち大人は出来ているでしょうか?
戦後の経済発展の中、経済的豊かさを手に入れた反面、今や完全能力主義、競争主義の中に放り出され、今や自分の周囲のごく一部だけを身内と感じ、それ以外を「他人」、さらには家族でさえも他人と感じるような「個の時代」。それが、今のストレスや犯罪などの様々な社会問題につながっているのではないかとも思えます。
あなたは集団に入るの事に苦痛を感じたり、集団の中で楽しめなくなっていませんか?実は我々大人、さらにその親の世代でさえ子供に教えるべきソーシャルスキルを教えられなくなっているのではないでしょうか?
日常生活においても、ビジネスの場においても、さらに子供に教えるためにも、対人関係の問題を乗り越える方法、集団を楽しむ方法であるソーシャルスキルを身につける必要があるかもしれません。

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