お祝い事やお悔やみなど、冠婚葬祭にお金を差し出す場面がありますが、ご祝儀や香典などにお金を入れる時、お金の入れ方にも気遣いが必要です。
結婚式には結婚祝い、お祝い金、ご祝儀などの名目でお金を包んだり、お悔やみ事では香典などの冠婚葬祭の場面や、お見舞いの時なども、贈り物としてお金を差し出す場面があります。お金を裸のまま相手に渡す事はタブーだというのは、誰でもご存知だと思いますが、ご祝儀袋や香典袋(御霊前、ご仏前等は宗教や宗派によって異なりますので気をつけましょう)にお金を入れる時、お金の入れ方にも気遣いが必要です。お金の入れ方以前に、まず気をつけたいのは、お金の入れ忘れ。お金の入れ方などの形式を意識するあまりか、急いでいたせいかはわかりませんが、お金の入れ忘れは案外多いものです。先方に失礼な上に、ご自身でも後から気まずい思いを引きずる事になりますから、「中袋にお金を入れてから金額を書く」事が、お金の入れ方以前に習慣づけるようにしましょう。また、お金の入れ忘れもそうですが、お金の入れ方、渡し方でもマナーを書いた場合は、相手に「何か他意があるのだろうか」とも受け取られかねませんから、「慌てず確実に」形式的な事でお互い嫌な思いをしないようにしましょう。
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お金の入れ方について説明する前に、お札の表裏と上下について確認しましょう。まず、お札の表とは、肖像がある面(顔がついている面)が表になります。また、お札の上とは肖像がある側(顔がついている側)が上というのが一般的です。ご祝儀や香典に関わらず、例えばアルバイトでスーパーなどでの一般的な受け渡しのなどは訓練の時に口頭で教わる事があると思いますので向きについてはここでしっかりと覚えておきたいものです。ところで、ご祝儀袋などは複数に包んで表書きをして相手に渡しますが、古くから贈り物は紙をしいた台の上に置き、それに目録をつけるというのが習わしでした。その目録を簡略したものが表書です。ですから、慶事、弔事にかかわらず、現金などを贈る場合は、お金を中袋(中包み)に入れ、さらにご祝儀袋等の上包み(外包み)に入れ、表書きをし、水引を結ぶというのがマナーとなっています。表書は毛筆あるいは筆ペンでも良いでしょう。ただし、特にお香典などの不祝儀の場合は「悲しみの涙で墨が薄まりました」という意味で薄墨で書くように気をつけましょう。
★冠婚葬祭・大人のマナーについて★
ご祝儀の場合のお金の入れ方は、中袋の正面に対して「お札が表になるように、そして上(肖像のある側)が上」になるように入れます。不祝儀の場合は、この逆と考えるといいでしょう。具体的に書きますと、不祝儀の場合のお金の入れ方は、中袋の正面に対して「お札が裏になるように、そして上(肖像のある側)が下」になるように入れます。そして、住所と氏名は必ず書きましょう。金額の記入についても、中袋の裏側に金額を書く欄がついているものは、その欄に記入し、ない場合は表面の中央に漢数字の大字(壱、弐、参、四、五、六、七、八、九、拾、百 阡、萬)を使い、頭には金、末尾には円または圓をつけるように書きます。例えば1000円を入れる場合は「金壱阡圓」のように記入しましょう。また、中に入れるお金は結婚祝いをご祝儀袋に入れる場合は、新札(ピン札)を入れるようにしていると思いますが、お香典など不祝儀の場合もあまりにも汚れたお札は使うよりは、右上を一箇所だけ折り曲げた新札を入れるようにしましょう。
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